ウォレット不要・資金不要・リスクなし

実践演習

本コースで扱う判断を、架空の設定だけを使ってリハーサルする 8 つのシナリオです。

01
第 1 章

架空の資産ページから支配関係の地図を描く

架空のトークンのページに、その資産は分散型で、裏付けがあり、コミュニティによって統治されていると書かれています。これらの主張を、検証できる問いに変えるのが課題です。

課題

  1. 誰がその資産を発行・凍結・アップグレード・償還できるのかを列挙する。
  2. ネットワーク自体の性質と、発行体やウェブサイトの約束とを切り分ける。
  3. 主張ごとに、必要となる根拠を1つずつ書き出す。

完了の目安

  • 支配権に関するすべての主張に、特定された主体か、明示された不明点が対応している。
  • 宣伝文句と、観察できる権限や記録とが分けられている。
この架空の設定だけを使ってください。この演習のために資産を購入したりウォレットを接続したりしないでください。
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02
第 2 章

ウォレットを使わずに公開された取引を追う

公式のネットワーク文書にすでに掲載されている取引ハッシュを選び、そのネットワークのエクスプローラーで追いかけます。

課題

  1. ステータス、ブロック、送信元、送信先、金額、手数料を特定する。
  2. エクスプローラーが何を証明し、関係者について何を証明できないのかを述べる。
  3. ファイナリティの示す内容が、サービス内部のステータス表示とどう違うのかを説明する。

完了の目安

  • 使ったエクスプローラーが、その取引が実際に存在するネットワークと一致している。
  • 説明の中で、取り込み・ファイナリティ・身元の3つが区別されている。
公式文書にある公開の例だけを使ってください。秘密鍵、リカバリーフレーズ、個人の取引記録を貼り付けないでください。
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03
第 3 章

ダミーの単語で復元計画の脅威を洗い出す

実際の資産を含まない架空のウォレットについて、ALPHA–BRAVO–CHARLIE のような明らかに偽のフレーズを使い、紙の上で計画を作ります。

課題

  1. 盗難、火災、水濡れ、紛失、強要、相続といった失敗の経路を列挙する。
  2. 分けて保管する役割を決め、誰が使えるのかを文書化する。
  3. 本物の秘密を露出させずに復元を確かめるリハーサル手順を書く。

完了の目安

  • 不正アクセスと偶発的な紛失の両方に対応できている。
  • 本物の復元情報が、電子化も共有もされず、どこにも入力されていない。
演習、メモアプリ、スクリーンショット、クラウド文書、サポートとのやり取りで、本物のリカバリーフレーズを決して使わないでください。
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04
第 4 章

価値を動かす前に送金経路を書き出す

架空のサービスが、同じ資産を出金手数料の異なる3つのネットワークで提供しています。受け取り側のサービスは、そのうち1つにしか対応していません。

課題

  1. 資産、ネットワーク、送り先の形式、最低入金額、出金手数料、着金後に行う確認を記録する。
  2. 少額のテスト送金額と、中止する条件を決める。
  3. テストが着金したあと、検証済みの経路をどう再利用するかを説明する。

完了の目安

  • 選んだネットワークが、送信側と受信側の双方で明示的に対応されている。
  • まとまった送金の前に、いったん止まる地点が計画に含まれている。
資金を送らずにこのシートだけを完成させてください。実際の経路を自分で検証したあとにのみ、雛形として使ってください。
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05
第 5 章

攻撃者が作る確認のループを断ち切る

架空のサポートからのメッセージが、10分後にウォレットが停止されると告げ、確認用リンクを示しています。

課題

  1. 圧力、なりすまし、リンク、要求されている権限という信号に印を付ける。
  2. そのメッセージを使わずに提供元へ到達する、独立した経路を書く。
  3. すでに署名してしまった場合に備えた封じ込めのチェックリストを作る。

完了の目安

  • 確認が、送り主の経路の外側で行われている。
  • 対応の中で証拠が保全され、見知らぬ資産回収業者に支払っていない。
不審なリンクを開いたり、ファイルをインストールしたり、ウォレットを接続したり、空のウォレットで試したりしないでください。
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06
第 6 章

架空の板から約定価格を計算する

架空の板に、10ドルで10単位、11ドルで20単位、13ドルで30単位の売り注文があります。10単位の買いと、45単位の成行買いを比べてください。

課題

  1. それぞれの注文について加重平均の約定価格を計算する。
  2. その結果を直近の提示価格と比較する。
  3. 流動性、注文の種類、手数料が判断にどう影響するかを述べる。

完了の目安

  • 計算に、各価格帯で実際に約定できる数量が使われている。
  • 提示価格を約定が保証された価格として扱っていない結論になっている。
架空の数字だけを使ってください。これは約定の仕組みの演習であり、取引の推奨ではありません。
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07
第 7 章

架空の利回りの裏にある依存関係を洗い出す

架空のアプリが、ブリッジされたステーブルコインをアップグレード可能なレンディング市場に預けると18%の利回りが得られると宣伝しています。

課題

  1. そのリターンを誰が支払っているのか、インセンティブが一時的なものかどうかを特定する。
  2. 発行体、準備資産、ブリッジ、オラクル、コントラクト、管理者鍵、流動性、ユーザーインターフェースの依存関係を洗い出す。
  3. 異なる3つの層について、それぞれ破綻シナリオを書く。

完了の目安

  • 宣伝されている利率と、リターンの源泉とが切り分けられている。
  • 独立した破綻経路が少なくとも3つと、出口の制約が見えている。
この演習のためにプロトコルへ接続したり預け入れたりしないでください。架空の構成をオフラインで分析してください。
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08
第 8 章

証拠として使える取引記録を作る

架空のユーザーが、資産を購入し、自分のウォレット間で移動し、一部を交換し、ネットワーク手数料を支払いました。

課題

  1. 日時、資産、数量、評価の根拠、手数料、ネットワーク、ハッシュ、所有関係の注記を含めて、取引ごとに1行の記録を作る。
  2. どの取引が法域ごとの助言を要しうるかに印を付ける。
  3. 参照すべき現在の一次的な公的情報を見つけ、参照した日付を記録する。

完了の目安

  • 後から推測しなくても、送金と譲渡を区別できる。
  • 法務・税務の結論は、現在の公的情報とユーザーの法域に委ねられている。
架空のデータを使ってください。個人のウォレット記録や、身元が分かる取引履歴をアップロードしないでください。
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